原風景編 特別公開6

〜美術部部長挨拶 その壱〜

【1990年】
美術部
 私達の部は少数精鋭の天候不順が金属疲労と色即是空によって千辛万苦を万事順調に前代未聞のこの世の春を月に群雲花に風として出合い頭卒倒的な行虫検査を首尾一貫して天地爆裂を微分積分しても苔がむすほど新鮮な約八千六百七十一阿曽祇光年間もの永きに渡り類まれなる人間国宝たる日本赤軍と天皇陛下が交通渋滞の元凶として「お前ら肥溜めよく来たな」と大腸を頭上に振り回しつつ「盲腸吊して糞喰らえ」と大変に教育的な指導を行っております。さらに化石燃料的な食の文化を虚実取り混ぜてカンタータしているものであります。
 我が部の現在の活動状況は前途洋々たる絶望の淵に七言絶句を詠じお昼はいつもウジピラフ、ナンベイキマダラオオドクドクカメムシのソテー、フナムシの踊り食い、ニホンジュウケッキュウチュウのムニエルカレー風味と日本住吸血鬼の連合離反により五里霧中のようでありそれでいてソフトクリームであろうと意気揚々として拷問訓練をしようではないかというわけです。
 最後に今後の抱負を述べさせて頂きますとまず切干大根をコンクリート詰めにして割腹自殺を図り荘厳華麗なる眼球破壊をもって今後の悪魔崇拝を空気抵抗により孝行息子を嬲り殺しにして窒素酸化物を混入した後健康診断をしようではないかというものの五段活用とソリが合わないので名刀小鉄で壮絶なる腹つり自殺をしようではないかというわけです。かくなる上は五条大橋のスラム街で合成着色料とブタの胃袋を円筒埴輪に仕立て上げ神武天皇に献上し紫綬褒章を給わったとなるとこれはもうますますもって紙袋、と哀惜の念に絶えず、喜びに浸ってこの文章を終わらせて頂きます。

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